2022-03-11 12:22:52
「今日は……ハンバーグだ!」
今回も日本を応援する草薙悠弥である。
今回支援した県は――兵庫。
今回支援する業種は――小売業、卸売業である。
小売業、卸売り業をやっていたが、大陸からの被害を受けた。
結果経営難に直面。納品予定だった肉が大量に在庫が余ってしまった。
ホテル等に納品予定だったハンバーグが余った結果、フードロスの危機。
国産牛で作られたハンバーグがこのままでは廃棄されてしまう。
そして、経営難で日本人が苦しんでいるという状況だった。
「ハンバーグだ!」
今回、草薙悠弥が支援したのは兵庫。
このままでは廃棄されてしまうハンバーグ!
支援して救ってください!
という旨の助けをこう日本の業者があった。
故に
「支援だ!」
というわけである。
「兵庫の卸売業だ!」
草薙は兵庫の卸売業にリアルにお金を出して支援した。
兵庫在住のAさん(仮名)は卸売業を肉屋をやっていたが、大陸からの被害によりキャンセルや在庫不良が相次ぐ。
かといって精肉屋や生産者達の状況を考えると取引をゼロにするわけにはいかない。
周りの事をよく考える人である。
「ハンバーグ
在庫が余る
フードロス」
思わず一句詠んでしまった。季語はない。
ハンバーグのフードロス。
その影響は小売りや卸売りにとどまらない。
今回のハンバーグは国産牛で作られている。
牛を育てるには牧場がいる。牧場ではそこで働く畜産家がいる。
牛が育つには餌がいる。餌を作るには餌を作る業者がいる。
つまり、牛が売れないと多くの人間の生活が苦しくなるのだ。
故に――
(応援だ)
草薙はクラウドファンディングで支援を求めた兵庫の卸売りの会社を支援した。
そしてフードロスも軽減できた。
フードロスはもったいない。そして環境にも良くないのだ。
支援は諸々いい結果に繋がる。
(よかった)
よかったと草薙は素朴に思った。
支援の結果、助かる人がいる。
そして支援した結果送られてきたのが……
「ハンバーグ!」
国産牛肉で作られたハンバーグだ!
「食べて応援だ」
◆
草薙はハンバーグを焼く。
「おっと」
余裕ぶっこいて調理したらハンバーグが崩れてしまった。
意外に繊細なハンバーグである。
形が崩れてしまったが――
「それもまた良し」
草薙はワイルドに調理する。
ジュー、ジュー、ジューーーーー。
肉が焼ける。
そして――
「肉汁だ!」
たっぷりの肉汁がしみ出す。
いいハンバーグだ!
◆
草薙はハンバーグを焼いた。
うまそうな匂い。
うまそうな見た目。
とても――おいしそうだ。
「いただきます」
そして――食う。
(――うまい)
ハンバーグは実にうまかった。
肉がうまい。
肉汁がたっぷりしみだしているのだ。
草薙は貧困をよく知る男である。
食費一ヶ月一万で過ごす事もある。
だから安い肉でも「うめぇうめぇ!」と食うワイルドガイ。
しかし、そういうのを抜きにしてもこのハンバーグは……
「美味い!」
うまかった。
きっと良い肉だ。
柔らかい肉が良い。
そのままでもうまいのだ。だが――
(ケチャップをかけてみるか)
ハンバーグといえばケチャップだ!!
ケチャップをハンバーグにかける
柔らかい肉。
ジューシーな肉。
美味しいタレ。
それはもちろん――
’うまいじゃないの)
さすがは国産牛で作ったハンバーグ。
「美味い!」
国産牛肉がうまい。
――支援して良かった。
草薙は思った。
ささやかな金額、ささやかな支援。
だが――
「――それもまた良し」
(頑張れよ、兵庫!)
(頑張れよ、卸売りの人!!)
(頑張れよ、関わる多くの日本人!!!)
草薙悠弥は日本を応援。
ハンバーグ、国産牛の産業従事者等を応援したのであった。
~転載、引用等
https://www.fanbox.cc/@hhh/posts/2551101
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