2024-10-26 23:43:53
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蒼生大和の青空の下、広々とした畑の片隅に豆乳作りのための一行が集まっていた。
草薙、タヌタヌ、そして美女軍団の面々、避難した民が作業に加わっている。
基本、理力を用いない通常の豆乳づくりだ
草薙は、集まった民に向かい語りかける。
「豆乳を作る。大豆をつかってな。戦いの時でもこうやって食料を生産できれば、お前達も強く生きられる、女体も豊かになる!」
「はい、主様。私めたちも手伝います!」
美女軍団の一人、優美な姿の杏が草薙に応え、周囲の女性たちも頷く。
第1段階:大豆の浸漬
まず、大豆をたっぷりの水に浸す。これは豆乳作りの第一歩だ。大豆がしっかりと水を吸収し、ふっくらと膨らむまで、待つ
「待つ!」
草薙は膨らみ始めた大豆を見つめる。
「主様、豆が水をたっぷり吸ってからが豆乳づくりの本番ですね」
杏がにっこり微笑む。
美女軍団の彼女の豊満な胸元にかかった髪をかき上げる仕草が、何気ない作業に色気を感じさせる。
蒼生大和の施設を使えばこの時間は省略できるが、今回はあえてそれは使わない。
「ゆっくり待つぞ」
待つ間に体を休める、知識育む本、美女軍団の催しなど別にやる事を用意する。
これが長い
(短縮するか)
と思うが今回は我慢。基本を知り仕組みを知るのが大事。
第2段階:大豆すりつぶし
大豆がしっかり浸かった。次の工程が始まる。
(機具を使ってもいいが……)
今回のテーマは体験。いつでも機具が使えるとは限らない。基本的な仕組みを知るためにも、今回は機具を使わない。一度でいいから、肌で直に触れて感じる。それ以降は機具を使ってもいい。バランスだ。
「乳をしぼるぞ!!」
草薙が、大豆をすり鉢に移し、木の杵でゆっくりとすりつぶし始めた。
「このすりつぶし、力が要りますね」
瑞乃が杵を握る、額にうっすらと汗をかきながら言う。
「お、俺がやってやるぜぇ!」
汗をかき、艶やかな美女軍団をみて職にあぶれた民が、男がやる気をだす。
「ありがとうございます、皆様。私めもお手伝いますので、一緒に頑張っていきましょう」
美女軍団が微笑みながら声をかけると、民はその言葉に励まされ、さらに力を込める。
大豆をすりつぶしていく!
第3段階:大豆を煮沸させる
次に、すりつぶした大豆を大鍋に移し、水を加えて火にかける。沸騰し始めた大豆の香りが広がり、民たちも食欲をそそられる。
「この香り、自然の匂いです」
芽冬が鍋を見つめ、優しい笑みを浮かべた。
「おいしそうだぽぽーーーー☆」
タヌタヌが煮えた大豆をワクワクと見つめる。
「焦げないように気をつけろよ。じっくりと混ぜながらな」
こげつかないように、じっくりとまぜていく。
第4段階:豆乳を絞る
「乳しぼりだ!」
草薙が美女軍団をみながらいった!
「乳しぼりだ!!」
大事な事なのだ。豆をしぼって豆乳をつくる!
豆乳作りのクライマックス――絞りの工程がやってくる。
すりつぶし、煮沸した大豆を丁寧に布に包み、ゆっくりと絞り出す。
この作業は非常に手間がかかるが、豆乳の命とも言える濃厚なエキスを得るための重要なプロセスだ。
「ここが大事なところですね」
美女軍団が布をしっかりと握り、大豆の汁を力強く絞り出す。
彼女の手つきは慎重でありながら、その胸元が汗ばむほど熱心で、布を握る指先にすら妖艶な緊張感が走る。
杏が草薙の前に立ち、布を持って豆乳を絞り始める。
「主様、この豆の力を感じてください…」
杏の言葉には、ただの食材作りではない、主への深い敬意が込められていた。
ゆっくりと、布を通して滴り落ちる白く濃厚な豆乳はまるで杏の滑らかな肌のようだ。
彼女の手が少し震え、布に絡む指先が妙に官能的に動く。
「もっと、もっと絞って…」
杏は息を詰めながら、心を込めて豆乳を押し出している。
その豊満な胸が揺れ、布を握る手の動きとともに、彼女の体全体が豆乳を絞り出す儀式に没頭していた。
「オカラも活用しましょう」
オカラは捨てずに活用する。命を頂くときに十全に活用するのが蒼生大和スタイル。
「主様…この豆乳…どうぞ味わってください…」
杏は滴り落ちる豆乳を一滴も無駄にしないよう、丁寧に布を握りしめ続ける。
草薙はその姿をじっと見つめ、彼女の手から差し出された豆乳を受け取った。
一滴一滴が命の力となる。
杏の手が止まると、布の中から押し出された最後の一滴がポタリと落ちる音が響く。
その瞬間、彼女は深く息をつき、穏やかな笑みを浮かべた。
――豆乳ができた。